検査医学

テンシロンテスト

テンシロンテスト

テンシロンテストとは重症筋無力症の診断に有用な検査である。コリンエステラーゼ阻害薬のエドロホニウム10mg(1ml)を使用し、静注後すぐに眼瞼下垂などの症状が改善することを確認する。 プラセボ効果を除外するため、生食を静注し、次にエドロホニ…

血中アルカリフォスファターゼ(ALP)が上昇する疾患|血液検査

血中アルカリフォスファターゼ(ALP)が上昇する疾患

アルカリフォスファターゼ(ALP)はLAP、γ-GTPと共に胆道系酵素と呼ばれるものである。ヒトにおいては、肝臓内の代謝や骨格内の発達において不可欠な役割を果たしており、これらにおける疾患、たとえば肝炎や骨軟化症などで上昇するため診断を決定…

赤血球沈降速度(赤沈、ESR)とは

赤血球沈降速度(赤沈、ESR)

赤血球沈降速度(赤沈、以下ESR)は、感染症、癌および自己免疫疾患(側頭動脈炎や全身性血管炎)などの状態に関連する炎症を検出するのに有用な、比較的簡便で非特異的な試験である。 ESRの上昇は炎症の存在を示しているが、炎症が体内のどこにあるの…

セクレチン試験

ガストリノーマや膵炎などの膵関連疾患の診断に役立つ検査。膵臓のセクレチンに応答する能力を測定する。 セクレチンは、膵の重炭酸の分泌を促し、胃から十二指腸に送られる胃酸を中和し、pHを下げている。またコレシストキニン(CCK)の効果を強化する…

BT-PABA試験(PFD試験)とは

BT-PABA試験(PFD試験)

BT-PABAとは、膵外分泌機能の試験として使用されている合成ペプチド、N-ベンゾイル-L-チロシル-p-アミノ安息香酸というPFD(pancreatic function diagnosis)試薬である。 BT-PABAは経口投与後、キモ…

Morley(モーリー)テストとは

Morley(モーリー)テスト

患側の前斜角筋と鎖骨の付着部を圧迫し、上肢や胸のあたりにしびれや痛みが生じると陽性。痛みを感じれば(+)、しびれを感じれば(++)とする。 胸郭出口部で腕神経叢、鎖骨下動脈が圧迫されることにより上肢の運動・知覚障害をきたす疾患、胸郭出口症候…

Spurling(スパーリング)テストとは

Spurling(スパーリング)テスト

ヘルニアに圧迫された神経根に対する疼痛誘発テストで、頸部を患側に伸展させ、頭部を下方に圧迫する。陽性では肩を上肢にかけて放散痛を感じる。 動画:Spurling test 椎間板ヘルニアや頸椎症性神経根症などの検査として有用。同様の疼痛誘発…

前方引き出しテストとは

前方引き出しテストとは

仰臥位、膝関節90°屈曲位で脛骨近位部の動揺をみるテスト。膝前十字靭帯などの損傷をみる上で有用性が高いことが知られている。 陽性であれば、脛骨近位部を前方に引いた時、前方に動揺を認める。 動画:Anterior Drawer Test &#…

Weber(ウェーバー)法とは

Weber(ウェーバー)法

音叉を鳴らして被験者の前額部正中線上ないし頭頂部に当て、どちらに偏位して聴こえるかを調べる。正常では正中、感音難聴では健側、伝音性難聴では患側に偏位する。 これは、右の外耳・中耳の障害により伝音性難聴があれば、代償で右耳の内耳の蝸牛の感受性…

Trousseau徴候とは

Trousseau徴候

Trousseau徴候は低カルシウム血症で誘発されるテタニー症状の1つ。マンシェットで圧をかけると助産師がまるで赤子を取り上げるかのように、中手指節関節(MCP)を屈曲させながら、指と母指の指節間関節を伸長し、母指を対立する。1%〜4%の健…