赤血球

赤血球(英: Red blood cell または Erythrocyte)は酸素を運ぶのに特化した細胞で、直径が7-8μm、厚さが2μm強ほどの中央が凹んだ円盤状の形をしている。

赤血球の正常値は成人男性で420-554万/uL、成人女性で384-488万/μLである。

主成分はヘムタンパクとグロビンタンパクからなる。前者が酸素と結合するために、後者が形態を維持するために存在している。

細胞小器官は存在しないため、核酸の合成やタンパク質の合成も行わない。

成熟赤血球のエネルギー源は解糖系で、これによって産生されたATPで陽イオンの輸送やヘモグロビンなどの各タンパク質の維持を行っている。

寿命は約120日で、白血球や血小板などの他の血球と比べてかなり長い。


red blood cells

貧血をきたす疾患

貧血とは血液の単位容積あたりのヘモグロビン量が減少することである。WHOの基準では、Hbが成人男性13g/dL未満、成人女性および6〜14歳が12g/dL未満、妊娠および6ヶ月〜6歳が11g/dLと定められている。

症状としては、めまい、易疲労感、起立性低血圧、動悸、収縮期雑音などがあり、考えられる疾患には以下のようなものがある。

  • 鉄欠乏性貧血
  • 鉄芽球性貧血
  • サラセミア
  • 巨赤芽球性貧血
  • 赤芽球癆
  • 腎性貧血
  • 再生不良性貧血
  • 遺伝性球状赤血球症

これらの他にも、赤血球系に異常をきたす疾患としては、赤血球増加症や赤白血病などが挙げられる。

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