水泡音(Coarse crackles)と捻髪音(Fine crackles)

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聴診器で聞かれる正常呼吸音以外の音を副雑音といい、さらに肺内から発生する音をラ(ラッセル)音と名付けられている。このラ音は吸気に聞こえるか呼気で聞こえるかで分類されており、吸気と呼気両方聞こえる副雑音を連続性ラ音(乾性ラ音)、吸気中心に聞こえる副雑音を断続性ラ音(湿性ラ音)と呼ぶ。

ここで、断続性ラ音は2種類に分かれており、水泡音(coarse crackles)と捻髪音(fine crackles)がある。

水泡音(Coarse crackles)

水泡音は分泌物の溜まった肺胞の中を空気が通過する際に、その液体膜が破裂するために生じるブツブツという低調で比較的大きな音である。水泡音が聞こえる疾患としては、肺水腫や肺炎などが代表である。

音声1:Coarse crackles

捻髪音(Fine crackles)

一方、捻髪音(Fine crackles)は、耳元で髪の毛をひねった時に聞こえるような音で、チリチリという高調で小さな音である。間質に水が溜まった際に聞こえるため、間質性肺炎や肺線維症などが代表的である。

音声2:Fine crackles

-呼吸器科

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