放射線透過性

放射線の透過性とは物質を透過する能力を指し、それは電荷・質量・エネルギーによって決まる。同じ放射線であればエネルギーの高いものほどより透過性が高い(γ線>β線>α線)。

α線やβ線は電荷を持っており、物質との相互作用が強く、透過性は弱い。逆に電荷を持たなければ物質との相互作用が弱いため、透過性は強い。したがって、電荷を持たない中性子は、α線やβ線より透過性が大きいことになる。

α線は紙一枚で遮蔽することができる。β-線はアルミニウムなどの薄い金属板で、X線・γ線は鉛や厚い鉄板で、中性子線は水やコンクリートでの遮蔽が可能である。

人体への有害性は、透過性の大きさに反比例し、透過性が小さいほど、周囲の細胞と激しくぶつかるため、人体に影響を及ぼす。したがって、生体内に放射性物質があるときの危険性は「α線>β線>γ線」の順となる。

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