虚血性梗塞(貧血性梗塞、白色梗塞)と出血性梗塞(赤色梗塞)

虚血性梗塞

虚血性梗塞は梗塞壊死部位に血流が途絶え組織が貧血に陥っている状態を指し、主に脳や心臓、脾臓、腎臓など、単一の血管から栄養を受けている臓器で起きやすい。貧血性梗塞、白色梗塞とも呼ばれる。

出血性梗塞

出血性梗塞は、肺や腸、精巣など、機能血管と栄養血管の2つのルートで栄養を受けている臓器で、梗塞部の血管に他方からの血流が流れ血管が破れることで生じる。赤色梗塞と呼ばれることもある。

脳梗塞でも塞栓の移動や融解によって壊死部に血流が再開して出血性梗塞をきたすことがある(写真1参照)。CTでは発症直後は脳出血がなければ梗塞部位は低吸収域として描出されるが、時間が経ち出血性梗塞を起こせば、右のように梗塞巣の中に高吸収が混在した所見が見られることがある。また出血性梗塞の診断にはT2*強調画像(T2*WI)も便利であり、これは微小の出血巣も高信号として捉えることができる(写真2右参照)

写真1

写真2

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