免疫グロブリン

投稿日:2017年10月23日 更新日:

免疫グロブリン(Immunoglobulin;Ig)はB細胞の形質細胞から生成される免疫の重要な役割を担う糖タンパク分子のことである。抗原に結合し、白血球やマクロファージの貪食を誘導することができる抗体ととしての機能を果たしている。

免疫グロブリンには、IgG、IgA、IgM、IgD、IgEの5種類あり、それぞれ働く時期や性状が異なっている。

IgG 免疫グロブリンの中で唯一胎盤通過性を持ち、病原体のオプソニン化・中和の役割をしている。血清中の免疫グロブリンの中で75%存在する。免疫系が確立される生後1週間まで、胎児を病原体から守っている。
IgA 粘膜上皮の分泌成分と結合し分泌型IgAとして存在しながら二量体を形成し、消化管・気道の局所免疫として働いている。
IgM 5量体を形成し、分子量が90万で最も大きい。感染時に最初に上昇する。抗原の凝集作用と補体の活性化作用を持つ。生後7〜12ヶ月で成人値に達する。
IgD 血清中に微量しか存在せず、未だその役割が分かっていない面が大きいが、B細胞抗体産生細胞への分化に関与するのではないかと推測されている。
IgE Ⅰ型アレルギーに関与し、気管支喘息などで上昇する。抗原が体内に侵入すると、IgEがマスト(肥満)細胞に結合し、マスト細胞が脱顆粒を起こしヒスタミンやロイコトリエンが放出される。Th2細胞などにより分泌されるIL-4でその分泌が促進される。

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