エストロゲンの生理作用

エストロゲンは卵胞から分泌され、女性の二次性徴発現や糖代謝の促進、月経周期の子宮内膜増殖効果などがあります。下垂体から分泌されるFSH(卵胞刺激ホルモン)によって分泌が促進されています。

卵胞ホルモンには、エストラジオール、エストロン、エストリオールがあり、これらを合わせてエストロゲンと言います。

エストロゲンの生理作用

エストロゲンは、女性の体の子宮や卵巣、膣などに生理作用を及ぼしている上に、HDLコレステロールの増加や骨吸収の抑制など、心血管リスクの低減や骨粗鬆症の予防にも働いています。

子宮 子宮内膜増殖の促進
子宮筋の発育促進
頸管粘液の分泌↑・粘調度↓・牽糸性↑
卵巣 LHサージを促し、排卵刺激
膣粘膜の角化・肥厚
その他 女性の二次性徴発現
骨吸収の抑制(骨粗鬆症の抑制)
タンパク質の合成
血小板粘着性の増加
アンチトロンビンⅢの減少
HDLコレステロールの増加(動脈硬化の抑制)
LDLコレステロールの減少
骨端線の閉鎖
糖代謝の促進

更年期障害

女性は閉経前後に、卵巣の萎縮でエストロゲン分泌が低下することにより、月経異常の他に以下のような様々な更年期症状が現れます。

  1. 自律神経症状:ほてり、多汗、動悸、めまい
  2. 精神神経症状:抑うつ、不眠、不安
  3. 萎縮性膣炎(老人性膣炎):低エストロゲン状態により、デーデルライン桿菌の繁殖が抑制されるため
  4. 動脈硬化:エストロゲン産生低下により、コレステロールが利用されなくなり蓄積するため
  5. 骨粗鬆症

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