解熱鎮痛薬の作用機序と効果、副作用

解熱鎮痛薬に分類されるピリン系や非ピリン系の薬はアスピリンに匹敵する鎮痛、解熱作用を示すが、抗炎症効果をもたない薬物です。作用機序はよく分かっていませんが、中枢(脳)に作用するだろうと考えられています。

ピリン系解熱鎮痛薬

ピラゾロン骨格を有する解熱鎮痛薬で、アミノピリンaminopyrineスルピリンsulpyrineなどが知られています。

副作用としては、ピリン疹やショック、発症頻度としては少ないながらも無顆粒球症、再生不良性貧血など骨髄系に対する有害作用が知られています。
アミノピリンは、19世紀後半〜20世紀前半に広く用いられていましたが、内服により食物中の亜硝酸と反応し、発がん性のニトロソアミンを形成することが分かり、それ以降使用禁止となっています。

非ピリン系解熱鎮痛薬

現在、アセトアミノフェンacetaminophenフェナセチンfenacetinは、アスピリンでReye症候群を引き起こす恐れのある小児に対して、それと同等の解熱鎮痛効果を示すものとして用いられています。
フェナセチンの75〜80%は体内で代謝を受け、アセトアミノフェンに変化し作用を発揮します。

NSAIDSと異なり、消化管障害などの有害作用は比較的少なく、アスピリンなど酸性NSAIDが投与できない患者に有用です。

スポンサード・リンク
スポンサード・リンク