偽関節とその好発部位

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偽関節とは骨折後の重篤な後遺症の一つで、骨折部位の血流が悪く修復が上手くいかないために、骨癒合が完全停止し、異常可動性を認める状態のことである。肘や膝のような本来の関節とは違うあたかも偽物の関節が出来たような状態になる。

偽関節の診断は、骨折後6〜8ヶ月での異常可動性と単純X線所見での骨癒合の停止を認めることにより行われる。偽関節は細菌感染により仮骨の形成が上手くいかない開放骨折の場合によく見られる。また、骨折によって血行が悪くなりやすい場所で起こりやすく、具体的には大腿部骨頸部骨折や脛骨下1/3骨折、上腕骨近位端骨折、手の舟状骨骨折、距骨骨折などは偽関節を生じやすい。

偽関節の治療は、骨移植により再び骨癒合起機転の進行が起きるのを試みるか、最近では血管の再生を可能とする幹細胞(血管内皮前駆細胞)移植などの再生医療も研究されている。

-整形外科

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