滲出性胸水と漏出性胸水

投稿日:2017年1月7日 更新日:

胸水とは、胸膜腔内に何らかの多量の液体が異常に貯留した状態あるいはその液体そのものを指し、その性状によって炎症性の滲出性胸水と静水圧の上昇や血漿膠質浸透圧炎の低下などにより生じた非炎症性の漏出性胸水に分類されている。

滲出性胸水と漏出性胸水の鑑別表

  滲出性胸水 漏出性胸水
外観 淡黄色、黄褐色(混濁)、血性 淡黄色(透明)
成分 比重1.018以上、タンパク量3g/dl以上、LDH200u/L以上 比重1.015以下、タンパク量3g/dl以下、LDH200u/L以下、糖60mg/dl以下、白血球1000/mm3以下
Rivalta反応 あり なし
代表的な原因 悪性腫瘍、結核、肺炎 心不全、肝硬変、ネフローゼ、低蛋白血症

Rivalta(リバルタ)反応とは、メスシリンダー(200ml)に入れた希酢酸溶液中に穿刺液を滴下し、白濁して速やかにメスシリンダーの底まで沈降した場合を陽性、白濁が下降の途中で消失すれば陰性とする、蛋白化合物の有無を見る簡易検査である。滲出性胸水ではRivalta陽性となり、漏出性胸水ではRivalta陰性を示す。

あと結核性胸膜炎では、胸水中のアデノシンデアミナーゼ(ADA)が高値になるのが特徴的。

-呼吸器科

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