Meniere(メニエール)病と良性発作性頭位めまい症の違い

投稿日:2017年1月8日 更新日:

  Meniere(メニエール)病 良性発作性頭位めまい症
発症機序 精神的、肉体的なストレスによる自律神経障害、血行障害、内耳代謝機能障害等によるむくみ(内リンパ水腫)が起こるためであるとされている 卵形嚢や球形嚢の耳石が半器官内に落ち込んで発症すると考えられている
発症年齢 めまい患者の中では5~10%程度と言われており、30~50歳代女性に多い めまい疾患の中で最も多く、成人女性に多い
症状 感音難聴、耳鳴りを伴うめまい(内耳障害)、耳閉塞感
聴覚補充(リクルートメント)現象陽性
回転性めまい、眼振
治療 安静、薬物療法(利尿薬、血管拡張薬など)
薬物による改善が見られない場合は、手術(Portmann手術;内リンパ嚢開放術)
理学療法(平衡訓練):積極的に頭を動かして剥がれた耳石の破片を排泄する

通常、Meniere(メニエール)病のようなめまいを引き起こす疾患では体を動かさず安静療養するのが普通ですが、良性発作性頭位めまい症では積極的に頭を動かして剥がれた耳石の破片を排泄することで徐々に症状を治癒していきます。

最も多いめまいは良性発作性頭位めまい症で全世代で見られ、女性が男性の2.4倍発症率が高いようです。また良性発作性頭位めまい症は仕事がデスクワークで運動不足だったり、低い枕(低反発枕の普及)や低頭位姿勢、長い着座などの習慣で起きるようなので、現代病とも言えます。

良性発作性頭位めまい症では、短い潜時のあとに回旋性眼振を伴う回転性めまいが誘発されます。しかし、Meniere病と異なり、耳鳴や難聴など蝸牛神経症状をきたすことはありません。

感音性(内耳性)難聴では、難聴であるにもかかわらず、ある一定以上の音圧になると、少しの音圧上昇でも健常人と同じくらいに大きく聞こえるようになります。そのような感音性難聴に伴う聴覚過敏症の症状を聴覚補充(リクルートメント)現象と呼ばれます。このとき陰性であれば後迷路性難聴と診断できます。

-耳鼻咽喉科

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