姿勢反射

姿勢反射とは身体が重力に抗ってバランスを調整し、平衡を維持しようとする働きのことである。この反射は、前庭系(内耳)、小脳、感覚系(固有受容器)、視覚からの入力に依存している。この反射は、座る、立つ、歩き回る、などあらゆる動きに従事する能力において必要な物である。

パーキンソン病における姿勢反射の障害は、黒質線維およびドーパミン作動性ニューロンの障害から生じている。患者は体の位置の変化に対応して、筋を収縮させバランスを取り姿勢を立て直すのが困難になる。

そのため、検者が後方に向かって患者の体を軽く押せば、患者はそのまま棒のように後ろに倒れるか、あるいは後ろに小刻みに歩き出してしまう。
ただし姿勢反射の障害は脳の他の部分を訓練することで補うことが可能であり、患者はパーキンソン病の早期〜中期の間に、意識的な応答によって姿勢反射の不十分を克服することが多く、そのため首を前方に突き出し、上半身が前屈みになり膝を軽く曲げた前傾姿勢を取るのが特徴的である。

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