水制限試験

投稿日:2017年9月16日 更新日:

水制限試験は、尿崩症と心因性多飲を鑑別するために行う試験である。

要するに、患者の飲水を制限すれば、心因性の場合は患者の尿量は減少し尿浸透圧は上昇するが、尿崩症など機能性疾患であれば尿はそれでも出続けるので、尿浸透圧も上昇しないことになる。

この試験では、水分摂取が制限されたときの体重、尿排泄量、尿組成の変化を測定する。時には、この試験中にADH(バソプレッシンの同義語)の血中濃度を測定することも必要である。

体液枯渇にもかかわらず水分損失に変化がなければ、デスモプレシン(DDAVP)を投与して、中枢性および腎性の2つのタイプの尿崩症を鑑別することができる。

ただし、脱水によりショックを起こす可能性もあるため、検査は慎重に行う必要がある。

検査の比較

水制限後の尿浸透圧(mOsm/kg) ADH負荷後
正常 >800 >800
ADH産生低下 >300 >800
腎臓のADHに対する反応性低下 <300 <500

デスモプレシン(DDAVP)はバソプレシン誘導体で、AVPに比べ作用時間が長く、昇圧効果もないため、第一選択薬として使用されている。

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