定型縊頸(いっけい)と非定型縊頸

投稿日:2017年1月24日 更新日:

縊頸(いっけい)とは、索状(なわ)体を首に巡らして、その端を固定して自分の体重の全部または一部をかけて死に至ったものをいう。

原因はほとんどが自殺で、まれに自殺に見せかけた他殺がある。縊頸の種類は以下の定型縊頸と非定型縊頸の2つに大別される。

定型縊頸

索状物が左右対称で、前頸部を水平に走り、側頸部で後上方に向かう。完全な懸垂状態で、全体重がかかり、外頸動脈は完全閉塞で顔面は蒼白。

眼瞼・眼球結膜、口腔粘膜の溢血点は認められず、舌根部の圧迫が強い場合は舌が歯列の前方に突出しており、これを挺舌(ていぜつ)という。

左右頸静脈洞の圧迫刺激により、反射的に心停止が起きることが死亡要因となる。

非定型縊頸

足が床についていたり、寝転がったりしていると、全体重がかからず、索状物のかかり方が左右非対称になる。
気道の閉塞は起きず、脳への血流遮断により死に至る。

-法医学

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