ネグレクト(養育放棄)

投稿日:2017年1月30日 更新日:

ネグレクトとは、養育の放棄のことで児童虐待の種類において、心理的虐待、身体的虐待の次に多い児童虐待のパターンの1種である。

具体的には、家に閉じ込める、子どもを病院に行かせない、食事を与えない、などを典型とし、衣食住、医療、教育、安全の確保などの面で考えられる。

実際、児童相談所にやってくる児童虐待相談件数が年々右肩上がりに増加する中で、このネグレクトも非常に割合として大きいことが下記の統計よりわかる。
虐待|ネグレクトとは

ネグレクトに該当する項目

以下の中で、該当する項目を見つければ、迷わず医療従事者はネグレクトを疑うべきである。

衣食住面

  • 食事を与えず、るい痩が顕著である。
  • 着替えをさせず、お風呂にも入れないことで不潔にしている。

医療面

  • 乳幼児健診、予防接種など必要な医療を受けさせない。
  • また、処方された薬を適切に与えなかったり、勝手に中断している。
  • 医療機関への受診がいつも遅い。

教育面

  • 幼稚園や保育園、学校に行かせず、家に閉じ込めている。
  • 学校の先生との面談などにも欠席で、教育に対しても無関心である。

妊娠中面

  • 不摂生な食事や喫煙、妊婦健診未受診など、子どもの発育、流早産防止のための配慮が欠如している。

安全の確保

  • 子どもを車中において、自分はパチンコ。
  • 子ども家に放置して、お出かけ、旅行。
  • 配偶者などによる子どもへの暴力に対して、無関心

ネグレクトを早期発見するポイント

子どもの身体所見や、精神面の発達、栄養状態、定期健診の受診の有無など他覚的所見において着目し、子供の虐待に気づいたらすぐに医師は児童相談所に通報するようにすることが、子供の虐待を減らすために重要なことである。

身体所見

体重増加不良、栄養不良、顔色不良、易感染性、極度な痩せや肥満、オムツかぶれ、湿疹、未処置のう歯、歯肉の腫脹、極端な歯垢の沈着

社会性の欠如

盗み食い、攻撃性、衝動性、多動傾向、発達の遅れ、協調性の欠如、無気力、好奇心や学習意欲の欠如、不衛生な服装、不適切な衣服、学力低下、不登校

医療ネグレクト

乳幼児期の必要な健診やワクチン接種の未受診、不必要な頻回受診、服薬アドヒアレンスが不良

-小児科, 法医学

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