法医解剖(司法・行政)、承諾解剖、病理解剖の違い

法医解剖(司法・行政)、承諾解剖、病理解剖

司法解剖 刑事訴訟法に則り、犯罪性やその疑いのある死亡例の原因調査のために、警察・検察の嘱託により裁判所の許可を得て、死因などを精査するために実施される。 原則として解剖を行うのは、大学医学部などに属す法医学者などの学識経験者。裁判所が発行…

内因死と外因死の違い

内因死と外因死の違い

内因死 病気による死亡。特に、突然死の原因が心疾患や脳疾患など内臓の不調によるものとされ、発症後24時間以内の内因死を内因性急死と呼ぶ。日本人の死因の10%は内因死である。 発症後1時間以内に死亡した例を、瞬間死と呼ぶこともあるようです。 …

窒息|外窒息と内窒息の違い

外窒息と内窒息

窒息とは、呼吸が障害されて、生体に必要な酸素が必要量よりも不足してしまう状態のことを言います。 急性窒息死の死体所見としては 暗赤色流動性血液 諸臓器のうっ血 漿膜下、粘膜下の溢血点 広義の窒息は、外窒息と内窒息に分けられます。 外窒息 一…

定型縊頸と非定型縊頸の違い

定型縊頸(いっけい)と非定型縊頸の違いは?

縊頸(いっけい)とは、索状(なわ)体を首に巡らして、その端を固定して自分の体重の全部または一部をかけて死に至ったものをいいます。 原因はほとんどが自殺で、まれに自殺に見せかけた他殺があります。縊頸の種類は以下の定型縊頸と非定型縊頸の2つに大…

フレイルチェスト(胸郭動揺)とは

フレイルチェスト(胸郭動揺)

呼気時に陽圧のため、胸郭の骨折部が膨隆し、吸気時に陰圧のため胸郭が陥没する。 鈍的胸部外傷による多発肋骨骨折の一種で、数本の肋骨が個々に2か所以上で骨折(分節骨折)している状態。胸腔内圧を正常な状態に維持できないため呼吸不全を起こす。気管挿…

脳死と植物状態の違い

脳死と植物状態

脳死 脳死とは脳幹を含めた脳すべてにおいて不可逆的に障害を受けた状態である。 脳幹は、自律神経、視聴覚、呼吸、循環などの生体機能の中枢ですので、これらの機能が完全に停止することになります。 不可逆的に、ということは回復の見込みはありませんの…

Edenテストとは

Edenテスト

胸を張り、両肩を後下方へ牽引すると、頭骨動脈の脈拍が減弱または触知不能となったとき陽性と判断します。 また、陽性にならなかったとしても反対側よりも脈が弱まる場合には陽性とすることもあります。 胸郭出口症候群など、胸郭出口部の神経(腕神経叢)…

死体現象の種類|早期死体現象、晩期死体現象、異常(特殊)死体現象など

早期死体現象、晩期死体現象、異常(特殊)死体現象など|死体現象の種類

早期死体現象 死亡直後から腐敗の発現まで、比較的早期にみられる現象。 早期死体現象 死斑の発現・・・皮膚の蒼白化と血流の低下 死後硬直・・・筋肉の弛緩、硬直 死体の冷却・・・死後の体温低下のことで、死体温は通常直腸内温度で表現する。室温の場…

Coombs(クームス)試験

Coombs(クームス)試験

Coombs試験とは、赤血球の膜表面に付着している免疫グロブリン(以下IG)の有無を調べる検査である。 Coombs試験には直接Coombs試験と間接Coombs試験がある。 直接Coombs試験では、赤血球の膜表面に付着する抗赤血球抗体の…

高Ca血症を引き起こす疾患

高Ca血症の典型的症状とそれを引き起こす原因は?

血中Caの値が正常値の最大12mg/dlを超えると、多飲多尿、元気消失、嘔吐、便秘、衰弱、せん妄などの高Ca血症の症状をきたす。多飲多尿を来すのは、Caが集合管におけるバソプレシンの受容体結合を阻害するためと考えられている。 高Ca血症をき…